科学者として

経済学は科学だ。
科学の基本は観察、理論、検証。
ニュートンはリンゴの落下から、万有引力の法則を理解し、惑星の運動を検証した。
経済学での実験は、仮定を置き、世界を理解すること。


経済学では練成陣として、図や数式を書く。
練成陣の一つ、フロー循環図
家計と企業の、生産要素市場と財サービス市場を通じてお金の流れを示したモデル。
カネやモノは循環する。


人は、何かの犠牲無しには何も得ることはできない。
何かを得るには同等の対価が必要になる。
それが、経済学におけるトレードオフの関係だ。
最大可能な生産量の組み合わせを練成陣(グラフ)で書いたものが生産可能フロンティア
生産量の対価の比である傾きは、機会費用となる。
それを得る為に、失ったものの大きさだ。
その頃僕らは、それが世界の真実だと信じていた。