京都議定書発効

先進国に温室効果ガスの排出削減を義務付けた「京都議定書」が、今日発効した。
まあ、京都議定書については、このブログでも何回か書いてるので説明は省略。
しかし、経産省を受けるにも、環境省を受けるにも必須の話題なので、そこらへんにひとこと。
両省は、省エネ家電や低公害車普及などの追加策ではほぼ一致。
しかし、環境税については、産業界の国際競争力低下を恐れて、増税無き追加策を主張する経産省と、エネルギー資源を抑え、CO2を吸収する森林整備の財源にもしたい環境省農林水産省が対立する。
民間企業の就活でもそうだが、受けるとこの立場を考えて、そこに合う意見を言うのは大切だから。
中川経産大臣は「まず環境税ありきではない」とし、中の人も「今も石油・石炭税収の相当部分を環境対策関連に使っている。決して環境税容認ではない」と言っている。


  • 「省エネ型製品普及推進優良店」シンボルマークについて。

朝日新聞で1面使って、このマークが。
で、反対の1面に経産省資源エネルギー庁の中の人のインタビューという政府広告。


家庭で特に電力消費が多いのは、エアコン、冷蔵庫、照明器具の順。
この三つで家庭の電力消費の約56%を占める。
これらを省エネ型家電に買い換えればいいという。
日本では、家電製品などの省エネ性能を向上させるため、トップランナー基準という国際的にみても厳しい制度を導入している。
家電などの省エネ性能を、最も優れている機器の性能以上にするもので、メーカー各社は目標年度までに目標基準値を達成する必要がある。
この制度と企業努力により、日本の省エネ技術は飛躍的に向上し、今や世界のトップレベルにある。


で、省エネ型製品に関する情報を適切に提供し、積極的に販売している販売店を評価・公表することで、省エネ型製品の抜本的な普及を図ろうと、「省エネ型〜優良店」制度が導入された。
平成16年度は452店舗の応募の中から、43店舗が選ばれた。
で、選ばれた店舗にはシンボルマークが張り出されてると。


エアコンは、省エネスーツで対応すべきだよねw
スーツ社員と女性社員の体感温度の差は問題になってますし。
ノーネクタイ、上着無しで、マナー違犯とか思ってる考え方がアホなんだよね。
ここは、国が先陣切って、採り入れるべき。
国がそうなら、うちもやって大丈夫ってことになるからね。
照明器具は、家の段階から、太陽の光を採り入れた住宅がいいでしょう。
その辺は、建築家の工夫とアイディアでお願いします。
冷蔵庫は難しいが。
そこで出た熱を利用するとか・・・コージェネみたいに。


これからは環境問題がビジネスチャンスだからねー。
どこに就職するにしても、視点の一つに入れておいて損はないだろう。