宇宙ごみだらけ

寿命が尽きた人口衛星やロケットの残骸、破片からできた「宇宙ごみスペースデブリ)」による被害を防ぐため、日本など67ヶ国が加盟する国連の宇宙空間平和委員会で、ごみの削減策や安全な管理法を定めた国際指針を作ることになった。
NASAの観測データでは、地球を回る宇宙ごみは10センチ以上のもので1万個、小さい物も含めると100万個以上ある。
平均で時速3万6千キロの猛スピードで回っていると。
人工衛星は役3千個が回っている。


んー、私は今まで、宇宙の広さでは確率的に安全だと聞いていたのだが。
だから宇宙ではごみは捨て放題という説明だった気がする。
96年にフランスの小型偵察衛星がロケットの破片と衝突して破損している。
ぶつかってんのか!
すごい確率だな〜。
計算したいが、データが少ないので省略。


78年には旧ソ連の軍事衛星の残骸がカナダに落下し、燃料の放射性物質が飛散した。
97年には米国のロケットの燃料タンクが米国の民家に落下した。
01年にはロシアの宇宙ステーション「ミール」の部品が大気圏で燃え尽きずに南太平洋に落ちた。

ミールは話題になったよね。
最近は、任務済みの人工衛星を落したり、失敗したロケットは爆破したりしているのを聞く。
こんどの国際指針では、設計段階からごみを出さないように工夫したり、運用終了後に爆発・分解しないように燃料を使いきるなどの案がある。
省ごみ関係の技術なら日本も貢献できるだろう。


宇宙には国境線はない。
これから未来に宇宙へ進出し、コロニーやらプラントやら作る時代がやってくるだろう。
今から、ごみ問題を考え、クリーンな宇宙を作ることは、有意義ではないだろうか。