神戸に復興支援機構

国連防災世界会議が神戸で開催されている。
自然災害の被災国の中長期にわたる復興を国際的に支援する仕組みとして、国連の「国際復興支援機構」(IRP)を発足させ、神戸市に事務局を置くことが正式に決まった。
国連の防災関連機関や、内閣府の関連機関「アジア防災センター」が参加するほか、国際労働機関(ILO)、世界銀行も加わる。

  • 国、地域、国際社会のそれぞれの次元で、災害の教訓の収集とデータベース化
  • 防災専門家の育成と教材の作成
  • 復興支援をテーマにした会合の開催

神戸の震災の経験を役立て、国際社会で名誉ある地位を築いて欲しい。
しかし、日本も災害を経験しているが、その意識はまだまだ低いだろう。
津波の恐さを今回初めて知った人も多いはず。
政府指導の防災システムの整備、国民の意識の向上も必要だ。
「救命病棟24時」では、東京での大規模地震を想定している。
メディアが問題を提起するのはすばらしい。


そんななか、アナン国連事務総長のプロジェクトから、「常任理事国入りを目指す国のODAを、対GNP比0.7%に引き上げる」よう求める声が。
日本は先進国で最低レベルの0.2%である。
しかも財政難のため、援助を減らし続けている。
これを守るためには、今の倍以上出さなければいけない。
財務省の中の人の話だと、まずは国内の財政を安定させてから、また援助を増やすから、今はちょっと待ってもらうんだと言っていた。
まあ米国は0.14%だし、他の常任理事国も守れていない。
GDPが高いんだから、難しいよね。