ゆとり教育の言う通り?

中山成彬文部科学大臣は、学力低下問題で国語・数学・理科・社会の4教科の授業時間を増やすため、「総合的な学習の時間」の削減も含めた教育課程の見直しが必要だとの考えを示した。
「総合的な学習の時間」は「ゆとり教育」象徴として、「自ら学び、考える力をつける」ことを目的に、強化横断的な学習として02年度から本格的に導入された。
その現場での評価は賛否両論。
独自の工夫された授業を行い、その意義を充分に発揮している所もある。
しかし「準備が大変で負担が重い」「何が身についているかわからない」などと批判も多い。
地方分権で、裁量が欲しいと言っているのに、大きな裁量が与えられた「総合的な学習の時間」を活用しきれていないのが実態なのだ。


理科で「でんじろう先生」みたいなおもしろい実験を見せて、理科を好きになってもらうのもいいだろう。
理科や社会の境を超えた授業で、学問の繋がりを教えるのもいいだろう。
「総合的な学習の時間」専門の先生を作ったり、外部の講師を招いたりして、広い視野を持って見ることが必要なのではないだろうか?


しかし、週1時間ぐらいと思っていたら、週2〜4時間もやってるんだね。
理科や社会より全然多い。
もうちょっと減らしてもいいんじゃないかな?
理念はいいんだけどね。
それを実践する制度が整っていないのも事実だろう。
市場原理を取り入れた評価制度と、互いに良い方法を研究し合う仕組みが必要だと私は訴える。
1番可哀想なのは、実験で「ゆとり教育」をされて、駄目だったとすぐに変えられた子供たちだ。
私が文科省に入るしかないな、こりゃ。