12/26

今週ってか、昨年のですが・・・
昨年最後の放送分をビデオに録ったまま見てなかったのを思い出し。
今更ながらグログります。



今回はプロ野球特集。
まずは福岡ソフトバンクホークス孫正義オーナーと王貞治監督。
孫と王の、孫王攘夷でプロ野球界に明治維新
孫くんは、経費を削減するのではなく、もっと増やしてでも、それ以上に稼ぐと。
選手の年棒は決して高くない。
安くするとみんなメジャーに行って、日本は2軍になってしまう。
ライバルはヤンキースだ!
いやーさすが世界の孫くん、器がでかい。
横から現れて、いつの間にかホークス買ってるしね。
まあ、がんばってください。
余裕があれば、サガン鳥栖も買ってあげてください。



次はプロ野球の危機は終わらないってことで。
例によってJリーグをお手本と、ヴァンフォーレ甲府をとりあげる。
確かに私の記憶では、数年前はかなり弱小で、経営的にも潰れる潰れると言われてきた。
それが今年はJ1昇格争いまでしてしまっている。
立て直した海野一幸社長は「1年以内に観客、広告収入を2倍にしなければ解散」という株主の契約を達成し、プロスポーツ界のカルロス・ゴーンと呼ばれるようになった。
地域密着を徹底し、地元とのイベントを頻繁に行った。
あの小倉隆史が、今このチームで地元イベントの大切さを感じているという。
小倉も成長したもんだ。人間は。
そしてスポンサーを地域密着を売りに集めた。
プロ野球では、日本ハムが唯一、Jリーグを参考に地域密着を目指している。
しかし野球界としては結局、選手会と約束したドラフト改革をする訳でもなく。
なあなあに終わらせてしまってるんだよね。
制度はなにも変わってない訳さ。
孫くんには頑張ってもらって、牛魔王を倒してもらいたいものだ。



最後に日本経済と企業統治ってことで、伊藤忠商事の会長、丹羽宇一郎
2004年は三菱自動車三井物産UFJ、NHK、ダイエーカネボウ、そして西武と、不祥事、カリスマ(ワンマン)経営者の失敗が際立った1年だった。
丹羽さん曰く「天の真砂は尽きるとも、不祥事は尽きることなし」
技術、インフラ、知識は継承されても、人間の心は継承されない。
だからこれからも不祥事は続くだろうと。
仏教感を感じますな。
この人が倒産しかかった伊藤忠を立て直したのだな。


伊藤忠兵衛の言葉のポスターの言葉、「商売人はいかなる事があっても嘘を言わぬこと」
田原総一郎は、これが嘘だろ?とツッコむ。
そして丹羽さんの経営理念の「清く、正しく、美しく」になんだ?と言いたいと。
総合商社ってのA社とB社の間に入ってちょろまかして、嘘をついて儲けてるんだろ?
丹羽さん曰く、それは何十年前の話だと。
それではダメだと。
「清く」は法律違犯をしないこと、「正しく」は嘘をつかないこと、「美しく」は卑しいことをしないこと。
「嘘をつかない」ってことはお客様を裏切らない。
信用が一番大事だと。


そして、4,5年経つと、部下がトップに本音の話をしなくなったと。
これはやばいと、経営者をやめてしまった。
このまま行ってしまったのが、去年問題を起こした企業なのだろう。
社員がトップにもの言える企業でなければいけない。


伊藤忠の社員はエリートにすると。
エリートは謙虚で傲慢な事はせず、高い理念を持っている。
企画をする、実行する、責任を持つ。
創意と挑戦が大切だと。
これは社会人になっても役立つと思うので心に止めておこう。
しかし、就活で「伊藤忠の理念です」と言う訳にはいかないか・・・