tankan

短観です。
英語でもtankanでいけるらしいですよ。
日本銀行の12月の企業短期経済観測調査です。
経営者の意識を映す業況判断指数のうち、代表的な大企業・製造業の結果が7期(1年9ヶ月)ぶりに悪化している。
企業業績は軒並み過去最高を上げたり、設備投資も盛んに行われている。
しかし、IT関連の生産・在庫調整が足を引っ張り、マイナスという結果になった。
これは、景気の踊り場で、まだ好景気になるという見通しが多い。
朝日新聞も悲観する必要はないが、楽観も禁物だという。


懸念は円高と海外市場の動向。
米国が長期金利を引き上げた影響がどうでるか。
ブッシュ的には、減税して、そのぶん歳出削減という方針。
しかしだいぶ削減したのに、それ以上にかさばる軍事費。
まあでも米経済会は上向きという意見もある。


日本では、大増税時代の到来!?との不安が消費にどれだけ影響を与えるか。
個人所得税定率減税は06年1月から半減する。
残りの半分は、景気の動向を注視して06年度に廃止するとの落としどころ。
しかも07年度からは「消費税を含む税体系の抜本的改革を実現する」。
ここで数字のマジック。
NEWSではよく定率減税廃止で最大29万円の負担増」と表現されている。
これを見るとすごい負担が増える気がするが、これは年収1500万円以上くらいの家庭の額だ。
29万円も増えるって言ってるのに、高所得者に有利とか言う矛盾なNEWSめ!
財務省がモデルにしている年収700万円の家庭では定率減税半減による負担増は月2900円程度」
こう見るとまあこんなもんかと思えてしまう。
まあ、月額と半減というマジックを使っているのだが。
これに厚生年金や保険料引き上げも加わる。
財務省の話では今回の負担増はそれほど大きくないと。


さて、財務省の中の人と戦うために勉強しなきゃなー。